入れ換えがめんどくさい

ハックルベリーに会いに行く
http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20080717/1216283129
なぜCDは売れなくなったのか?


僕は高校生のころロックにハマって月に1万円くらいCDにつぎこんでいた。idで分かる人は分かるだろうけど結構ハマっていた。
大して昔でもないけどとりあえずipod大流行よりは以前の時代だった。
友達には「借りてMDでいいじゃん」とか言われたけど「いや、ちゃんとCDで聴くのが王道だ」と返していた。
今考えると多少狂っていた。


しかしもうCDは買ってない。
もっとも最近買ったのはストロークスの最新作でもう2年半前だろうか。
とは言っても音楽聴いてないわけじゃないしtsutayaで半額になったら小躍りして大量に借りに行く。


なしてこうなってしもたかと考えるに、どうせipodで聴くからだと思う。
外ではもちろん、家でもipodをコンポに繋いで聴いている。
だってCDだと50分くらいしたら替えなきゃいけないんだもん。
勉強しながら聴くにはつらい。


やっぱりこの便利さは凄いインパクトだった。
MDに録音してもせいぜい入るのは2倍で入れてアルバム3枚くらい。
大体一つのMDにはアーティスト別に入れていた。
だから他が聴きたくなったらカチャッとかプレイヤーを開けて入れ換えなきゃいけない。
ニルヴァーナとかの後キャロル・キングとかでクールダウンしたくなってもわざわざカチャッ→ガサゴソ→パチッ
つまり、毛色の違う音楽を(まぁ感覚的に)シームレスに聴くという体験はmp3プレーヤーまで無かったのだ。たぶん。
そうすっとシャッフル機能の面目躍如だ。それまではこんな機能いるのかよ?とか思ってたのに!
最小モデルをシャッフルと名づけるくらいシャッフル機能を残すアップルもこの無秩序に聴いていくスタイルを売りに考えてるんじゃなかろーか?
確か奥田民生も「ipodでシャッフルで聴いてるとどの曲も平等に鑑賞できる」だか何だか言ってた気がする。


だとするといよいよ旧時代の一度聴き始めたら(ちょっとめんどくさい事しないと)似た音楽ばっか流すことしか出来ないCDなんて
古くも感じるよなあと。
たまに売れるCDにコンピモノがあるけど、あれは多少は無秩序に聴けるところが少し現代的で売れるのかも知れない。


やっぱりCDはもういらないんじゃないかな。
ただaurelianoさんも書いているように、次世代CDを超かっこ良く作ったらはまだ生き残れるかも。
コレクターズアイテムとして売るのは十分ありだと思う。やっぱ『勝手にしやがれ!』のジャケとかかっこいいもん。
これがipodのディスプレイ上でしか見れなくなるのは嫌だ。上手く活かして欲しい。レコード復活?